金沢市議会 2013-03-14 03月14日-04号
また、犀川では、辰巳ダムの完成や浅野川放水路の放流量制限の解除に向けて河川改修を実施するなど、治水安全度の向上を図っております。一方、本市では、逆流防止のため、緊急時の操作性の向上に向けて、浅野川で12基の水門を改修するなど、水門管理体制の強化を図っております。
また、犀川では、辰巳ダムの完成や浅野川放水路の放流量制限の解除に向けて河川改修を実施するなど、治水安全度の向上を図っております。一方、本市では、逆流防止のため、緊急時の操作性の向上に向けて、浅野川で12基の水門を改修するなど、水門管理体制の強化を図っております。
また、かねて整備を進めてきた辰巳ダムが、先月竣工いたしましたので、既存の犀川ダム、内川ダムとあわせ、犀川の治水や浅野川の流量負担の軽減など、今後の水防対策に重要な役割を果たしてくれるものと存じます。
折しも今月8日、辰巳ダムの供用も始まりましたことから、これを機に水防対策の一層の強化に努めてまいりますほか、時節柄、食品の衛生管理対策等にも特段の意を用いるなど、市民生活の安全・安心の確保に万全を期してまいります。向暑のみぎり、各位の御自愛を心からお祈り申し上げ、閉会に際しましてのごあいさつといたします。 ありがとうございました。
まず、辰巳ダム供用に当たって。去る6月8日、日本で2番目の穴あきダムとして辰巳ダムが供用を開始しました。私は、本会議で辰巳ダム建設計画について、治水効果への疑問、環境アセスメントの見直しの必要性、さらには鴛原地区での大規模な地すべり発生の懸念について、県・市の見解をただしてきた一人です。現在も差しとめ訴訟が進行する中、供用に入った辰巳ダムにさまざまな思いが向けられているものと思います。
質問の第2に、辰巳ダム建設と犀川ダムにおける工業用水貯留量の河川維持流量への振りかえについてです。 辰巳ダム建設事業は、最終段階を迎えています。現在、ダムを満水にしてから放流を行う試験が行われています。辰巳ダム建設事業が実施計画調査事業として採択されたのは1975年、昭和50年ですから、37年が経過したことになります。この間、ダム建設そのものが必要なのか問われてきました。
必要のない辰巳ダム建設に240億円を投入するなど、国・県と一緒になって相変わらずの大型開発事業を推進しています。市長、無駄な大型開発事業を進める政治に対して決別宣言を行う考えはありませんか。市長の見解を伺うものです。 大型開発事業に湯水のように財政を投入し続けてきた施策は、暮らしや財政を壊しただけでなく、本市の地域経済を壊してきました。
必要のない辰巳ダム建設に240億円。大企業コマツ1社のための金沢港湾整備に247億円。石川県は白山にトンネルを通す道路建設事業に1,700億円にも上る税金を投入するというのです。道路が完成すると17分の短縮になるというのです。1分短縮のために約100億円を投入するというとんでもない無駄な事業を推し進めようとしています。
市長は、これまでの就任中に国の政治とも相まって、市民には今や1人当たり101万円の借金を背負わせながら、都心軸中心のまちづくりや辰巳ダムの建設など、コンクリート行政と言われる大型開発を積極的に進めてきました。
こうした変更の繰り返しを余儀なくされても、県当局、そして市長、あなたもあくまでも辰巳ダム建設に固執し、推進するために、さまざまなごまかしと偽りを続けてきました。今回の口頭弁論の中で、辰巳ダム建設による治水目的が失われ、辰巳ダム建設は必要性がなくなっていることが明らかにされました。辰巳ダム建設は、100年に1回の洪水に対応するためだとしてきました。
犀川への分水量をふやすためにも、辰巳ダムの早期完成が望まれます。辰巳ダムの起工式が、来る11月1日に行われる予定となっており、2013年春の完成を目指しますが、今回の大雨を受けて、市長の辰巳ダム建設に対する思いを改めてお聞かせください。 また、今回、浅野川から犀川への分水では、分水量が少ないにもかかわらず、犀川示野橋地点で特別警戒水位を超えました。
次の質問は、景観・環境・文化遺産を壊し、地すべり地帯での辰巳ダム建設についてであります。 無駄と環境破壊のダム建設は要らないと強い県民の反対から、辰巳ダムは、多目的ダムから治水目的ダムとして東岩取水口を含む辰巳用水を保存し、ダムの位置を10メートル上流部分に移動し、規模を縮小する穴あきダムに計画が変更されました。
ことしに入って、県発注の辰巳ダム建設関連工事の落札において、総合評価方式による落札者決定に疑問の声が上がったことは地元紙でも大きく取り上げられてきたところです。総合評価方式では、企業の技術力や地域貢献などを合算する技術点を従来からの入札価格で割って算出する評価値が最も高い事業者が、落札者として決定される仕組みと理解しています。
発注者は十分留意する必要があるとの検証がこのたびの石川県発注の辰巳ダム工事、8件の逆転落札があった富山県を例にある報道機関を通じてありました。根拠は、技術評価点の審査過程が一般には知らされていないことにあります。
地域が求める公共事業とは、金沢港における必要のない港湾整備工事、辰巳ダムや大企業のための工業団地づくりなどではなく、福祉施設や地区公民館の建てかえや老朽となった水道管の管渠築造、耐震工事などのインフラ整備や市営住宅建設等の公共事業を行うことではありませんか。市長、地域住民が求める公共事業を今後どのように進めていかれようとされるのか、お考えを改めて問うものです。
さて、辰巳ダム建設による洪水防止効果に大いに期待するものですが、2012年度の完成が洪水の恒久的解決策になり得るのでしょうか。また、ダム完成後の浅野川から犀川への放水機能のあり方についてどう考えておられるのでしょうか。 また、辰巳ダムの完成により、犀川下流域での洪水の安全性は高まるものの、伏見川上流域での開発や高橋川の河川整備により、伏見川下流域や安原川流域での洪水の危険性は増していると言えます。
ましてやその上流での辰巳ダムの建設や景観壊しの高層ビルなどはとんでもないことと考えます。御所見を伺っておきます。 もとより我が党は、奈良や京都で10数年前より登録運動をしながら、日本の自然、文化、複合遺産を守るために思想信条の違いを超え、すべての人々と共同の力を発揮することを呼びかけて運動してまいりました。
例えば、金沢大学角間移転、内川墓地公園、戸室新保埋立場、内川残土処分場、医王ダム、辰巳ダム、広域基幹林道犀鶴線、山側環状道路、金沢テクノパークなどであり、民間では太陽が丘団地造成、金沢セントラルゴルフ場、短期大学の郊外移転などがあります。これによって失われた森林面積はおよそ300ヘクタールを優に超えています。これは、兼六園の30個分の面積に相当するものであります。
こんな私にとり、犀川水系河川整備計画において、焦眉の課題となってきた辰巳ダム問題は身近な関心事です。幼いころに、大水のため蛤坂の親戚に一時避難した経験もあり、越水危険度が最も高いと言われてきた犀川大橋下手流域を地元とする者としても、洪水や浸水被害の防止は市政の優先的な責任であると考えております。 しかしながら、この間の議論を振り返ってみますと、「だから辰巳ダムである」との立場には立てないのです。
クリーンエネルギーの供給事業としての発電事業会計に、辰巳ダムの建設に伴う費用負担としての分担金が支出されました。この間、辰巳ダムの建設計画の目的が、水利、治水、発電等など、次々と変わってきました。長年にわたる県・市民の強い反対の声に押され、県・市当局も従前の事業計画を見直し、規模縮小するに至りました。
犀川総合開発事業の一環として、その必要性が唱えられている辰巳ダムの本体工事はいまだに着手されてはおりません。そして、昨年、洪水調節専用ダムと辰巳ダム新計画が公表されております。このダムは、洪水時以外は貯水されることはない新方式と言われているだけに、山ろくの緑景観との調和も考慮すべきと考えますが、いかがでしょうか。辰巳ダム完成までの具体的なスケジュールとあわせてお伺いをいたします。